FULFILL / AIホールディングスプロジェクト

すごい会議 Day1 記録

2026年8月29日(土)に実施した第1回の記録です。決まったことと、決まらなかったことの両方を残しています。
Day2の前に、ここだけ読み返せば思い出せる形にしてあります。

8/29(土)9:42〜16:31 実測 6時間49分 本社2F 会議室 進行 岡田さん・芦原さん
01

この日、決まったこと

6時間49分かけて、決まったのはこの3つです。

We promise
私たちは、2027年3月31日までに、
AIで生産性を2倍にし、
世界一やりたいことができるホールディングスカンパニーとなる AIホールディングスプロジェクト

役割を4つに分けて、主担当を置いた

役割主担当この区画で扱うもの
SES中岡さん労務・内勤・経理の工数と、空いた人員で作る新しいキャッシュポイント
Move on田中さん求人媒体の運用工数と、現場の時間削減
本社井田さんバックオフィスの工数と、DX営業の商談スピード
企画・AIマーケ/広報芦原さん・岡田さん売上に直結するAI活用と、社内への情報共有
AIのレクチャー
(円の外)
全員担当を置かず、各部署のできる人が相互に教える

この日の発明は「広報」でした

中岡さんの発案です。各事業部が別々に進んで「知らん間に本社だけ勝手に進んでた」という状態を防ぐための、社内向けの情報のハブ。

中岡さんの言葉各事業部で動いているものを、広報誌みたいな形で情報共有する。こんなことをやってますよ、とか。ハブになる存在です。おのおのが情報収集するのではなくて、情報収集の拠点を一つに集めるというイメージ。

ただし、2つ抜けています

主担当の「成し遂げます」の宣言をしていません。録画16:10の場面で「事業部で区切ってあるから決まっているよね」として飛ばしています。すごい会議では、一人ずつ名前を呼んで宣言させる工程です。

副担当も決めていません。副担当は「進捗を全員に共有する役/主担当が共有できないときに代わる役」です。広報の主担当も未定のままです。

→ この2つはDay2の冒頭(19:55〜)で決めます。

02

この日いちばん時間を使った論点

「生産性2倍」の生産性とは何か。ここに27分かけて、結論は「決めない」でした。

始まりは、田中さんの質問でした

田中さん(14:43頃)質問です。岡田さんにも、しかも皆さんにもなんですけど。生産性2倍っていうのを、あまり今、自分自身では測れるものとして認識、ふわっとしているので、何かイメージ今できるもの、測れるものですね、頭の中にあれば教えていただきたいです。

岡田さんの答えそうですね、そこあまり考えてなかったんですけど、米ですね、米。「生産性とは」っていう米印を作ります。→ 提案が先で、定義が後だった。ここが27分の出発点です

3人が書いた定義は、最後まで揃いませんでした

発言者生産性の定義つまずいた点
中岡さん顧客への対応時間と質の向上「質」を2倍でどう測るか
岡田さん社員1人あたりの1ヶ月の粗利益が2倍一人あたり粗利は今は出ていない
田中さん1人あたりの利益事務員の一人あたり利益は出せない
芦原さん生み出した付加価値 ÷ 総労働時間
(ChatGPTの定義を持ち込み)
— この一手で議論が収束に向かった
(発言者を特定できず)人件費率(30% → 15%)案DXは人件費が見えないので不成立

結論:※印は付けない

岡田さんの決着(15:01頃)たぶん別々なんで、米印なしが一番きれいかなって思ってますが、皆さんいかがですか。事業が違いすぎるので、僕はそれでプッシュです。
ただ、お約束ごととしては、KGIでそれぞれしっかり生産性を2倍にする数値っていうのを決めていただかないといけないです。うちはこのKGIでいきます、それだけ共通認識でお願いします。事業部ごとですね。→ この「お約束ごと」が、そのままDay2の宿題になっています。Day2では19:45から10分かけて、これを一人ずつ回収します

正しかった判断定義を1つに揃えなかったこと。事業部ごとに事業の形が違いすぎます。DXは入金タイミングがずれ、SESは人件費が売上構造に直結し、ムーブオンは求人媒体で構造が特殊。統一すると必ずどこかが脱落します
残った宿題3人が別々のものさしで「2倍」を主張する状態のまま終わっています。Day2のマイルストーンは、この上に立てることになります。だから冒頭でKGIを回収する必要があります

中岡さんが立てた、いちばん大事な線引き

中岡さん生産性2倍=売上2倍ではありません。人員を増やさず、一部の業務で50%削減して、空いた人材で新しいキャッシュポイントを作る。→ 「これからです。それがなかったら、みんな退職することになる。今回、内勤の退職が出てるんで」とも話されています

03

誰が、何を持っているか

この日に出た数字と、本人が「測れる/測れない」と言ったものです。Day2でコミットメントを作るときの土台になります。

中岡さん

SES事業部/すごい会議は経験者/この日いちばん長く話した

測れる
「SESでは、労務であったり事務作業については全て時間を決めています。どの業務は最大で何時間かかるよね、というのが設けられているので、50%というのが定量として分かりやすい数字になっています」——3人で唯一、工数が可視化されています。
測れない
「(フルフィル本体へのインパクトは)ごめんなさい、ないです」「使用しているツールも含めて、フルフィル本体とSESが全く違うものを使っているので、イコールの削減になりにくい」
芯にあるもの
「今まで半日かかってたのが5分で終わる、みたいになったときに、これはやりがいを取りにいってるかもしれへんと思ってしまって。そこは最近の僕の悩み」
勤怠300人分 3〜4日 → 10分(構築中) すでにAI化で 30%削減 事務員1人あたりの利益は「考えたことがない」 内勤の退職がすでに発生

井田さん

本社・DX事業部/すごい会議は経験者/3人でいちばん発言が短い

この日、詰められた場面
「3000時間削減」に対して中岡さんが3連続で質問。①1人当たり何時間か ②残業ゼロという認識でいいか ③削減した後、空いた時間はどうするか。最後の答えが「現状、具体がないです」。ここで進行は追撃せず、次に流れました。
構造的な弱点
「DX事業部は全員の人件費が見えない。見ようと思えば見えますけど、見えない人件費がある売上だから」「DXはお金になるタイミングが結構ずれる。採択が通るか通らないか分かるのが数か月後」
Day1後に本人が出した答え
「社員単価を上げるのは追いやすい。DX事業部の粗利を」——これをそのままKGIにできます。
目標 3000時間削減 1人あたり 2時間 ※別の場面では「300時間」とも発言。要確認

田中さん

Move on(製造の人材紹介)/すごい会議は完全に初めて/ヨッ隊長

この日、26分止まった場面
「視点が違いすぎて、フルフィルのことを考えても僕自身はあまりイメージができない。逆にムーブオンのことでやったとしても、今度は皆さんのイメージが浮かない。そもそも何を見たらいいか分からなすぎて、どうしたらいい状態」——Day2の前に「ムーブオン単体で構いません」と伝えるだけで、これは防げます。
自分の指標を、自分で否定している
「AIの使用頻度を2時間上げる」を掲げた直後に、「それがAIを使うことが目的になってしまうという懸念が残っているので、100%の回答ではないです」
この人が動くと場が動く
目標設定の方法論の話になると饒舌になります。「一旦現実的な数字を出して、そこからチャレンジングな、ヒリヒリ感のある目標設定を常にしています」
案件提案 1時間 → 3分 目標 AI使用 1日2時間(実働の25%) GAS自動化でSlackに飛ぶだけの状態
04

6時間49分は、どこに使われたか

録画のタイムスタンプから起こした実測です。予定の16:00終了に対して32分オーバーし、それでもマイルストーンとコミットメントに届きませんでした。

10:00オープニング・自己紹介意思決定者の定義から9分
10:099つのお約束の読み合わせ11分
10:22今日の期待・達成の共有AI遍歴プレゼンつき20分
10:42「私が言うには」「よ!」の導入22分
11:04休憩10分
11:15問題の棚卸し ①問題・懸念 ②言えない問題47分
12:02③会社のひどい真実 ④自分のひどい真実理念と売上の議論、幹部会議の話に脱線33分
12:35昼休憩全員で定食屋へ1時間6分
13:41雑談・午前の振り返り8分
13:49戦略的フォーカスの説明10分
13:59SFの作成田中さんの「難しいでしょうか」で1回目が空転26分
14:25発言フォーマットの導入 → 提案・質問・ラリーこの日いちばん締まった16分18分
14:43生産性の定義結論が出ず「米印なし」で打ち切り18分
15:013行目の言葉づくり業界一・日本一・世界一・最強…17分
15:24休憩プロジェクト名の投票と重複17分
15:41We Promise 唱和 → バームクーヘン12分
15:53役割の発表と議論求人11社スキームの話へ脱線17分
16:10責任と担当(94ページ音読)主担当の宣言はスキップ4分
16:14Day2予告・マイルストーンの説明・宿題出し7分
16:21Day2の日程調整 → 9月8日19:30に確定5分
16:26クロージング6分

予定より延びたところ ほぼ予定どおり 休憩

内訳時間中身
休憩・雑談1時間41分昼が1時間6分。午後の休憩が17分
ルール説明・型の導入1時間20分お約束/「私が言うには」/「よ!」
問題の棚卸し(4段階)1時間20分完走した。ここは削らないほうがよい
戦略的フォーカス2時間ここが最大。うち生産性の定義に27分、3行目の言葉づくりに17分
役割決め26分脱線17分を含む
マイルストーン7分説明のみ。作成は宿題に
コミットメント0分未着手

同じ場所で、2回続けて終わっています

澤井コーチが7月20日に行った幹部Day1(7時間24分)も、マイルストーンとコミットメントで時間切れになっています。2回連続で、まったく同じ場所です。

→ Day2はコミットメントの完成だけに集中し、それ以外を入れない設計にしてあります。

05

結論が出ないまま終わった論点

この日、話には出たけれど決まらなかったものです。Day2やDay3で拾い直すことになります。

  1. 「AIを使わなくても利益が上がれば達成になってしまう」問題「この扉を出た瞬間に、別にAIを使わずに利益で終わりになったら、これ達成するじゃん、っていう。そこを上手いこといい感じにできれば」——「上手いこといい感じに」で終わっています。
  2. 理念と売上がイコールにならない(中岡さん)「第3の答えを出せばいい」で止まったまま。第3の答えは出ていません
  3. 「営業を含む全業務に時間を割り振る」リクエスト田中さんが「情熱的イエス」で受けましたが、「いつまでに」が言いかけたまま消えています。Day2のコミットメントで期限を付けるのが自然です
  4. 中岡さんへの「フルフィル本体へのインパクトも入れてほしい」「これは交渉でお願いします」で保留。交渉は成立していません
  5. AIマーケ/リクルートの扱い「各自のKPIのところで全員設定してもらう」=Day2送りになっています
  6. 全社のシステム統一「HubSpotを2年前に導入したけど今回やめる」「営業がちゃんと入力しない」「スプシ警察」——出たきり回収なし
  7. Geminiが全社で使えるのに、使われていない「Google Workspaceを導入しているからGeminiの有料版はみんな使える」「してるのにみんな使ってない。環境は整ってる」——すぐ効く打ち手なのに放置されています
  8. 井田さんの「空いた時間で何をするか」「現状、具体がないです」で流れました。Day2のマイルストーンは、まさにこれを月ごとに割る作業です
06

宿題(Day2までに)

この日、クロージングで出したものです。ただし担当と期日を付ける工程が抜けたため、全員あいまいなまま出ています。

担当内容
全員マイルストーンを作って持参。フロントヘビーで立てる(2倍が目標なら、中間で1.5倍を先に達成する形)
全員成功のシナリオの下段を埋める。問題 →「どのようにすれば〜だろうか」→ アクションプラン。できれば3つ
全員各事業部のKGIを決める。「生産性2倍」を自分の事業部の数値でどう定義するか
田中さん営業を含む全業務に所要時間を割り振る(生産性を時間で測れる状態にするため)

Day2では、この宿題を集めません

平日に数字を持って動いているメンバーには重すぎます。宿題は「12月末に達成している数字を1つだけ」の1行に減らし、かわりにDay1で本人が話した言葉だけを抜き書きした「発言カード」を前日に個別配布します。

当日は白紙から考えるのではなく、そのカードを見ながら30分かけてその場で作ります。

07

この日、参加者が得たもの

クロージングで、一人ずつ話された言葉です。

中岡さん ── 途中今日の期待は手に入ったか、私は途中でございます。今日何を得たかというところで言うと、AI導入を進めつつ、人の価値を見出す方法を見つけることができた、というものが得たものになります。

井田さん ── 手に入った今日、得たい成果を得られました。自分の役割の明確化と、このプロジェクトに対するワクワク感を得られました。

田中さん ── 途中自分の成果に対してはまだ途中です。なぜならばで言うと、まだ具体的なAIで導入するみたいなもののイメージを今日はやっているわけではないので。ただ、このプロジェクトを通して本格的にこのAIを事業部に落とし込むというところをワクワクできる時間でした。

岡田さん ── クロージングスピーチ僕が今日何を得たかというと、井田さんがずっと言っている「途中でもお互いにできることないんじゃないか」みたいな、こういう話し合いとか、実際に出会いが、この機会がなかったらできなかった。そういった機会にもなったんじゃないかなと思います。
Day2以降、実際にこのプロジェクトが推進していって、またいろんな課題も出てくるとは思うんですけど、「全然、事業関係ない」とかっていう話じゃなくて、皆さんでこのプロジェクト達成に、全力でやっていければなと思います。

3人中2人から「共通言語」という言葉が出ています。昼休憩明けの振り返りで、中岡さんが「共通言語のところを、改めてしっかり共有することで」、井田さんが「『私が言うには』とか、言語を変えるみたいなのを再認識できた」と話されていました。

08

進行の振り返り

Day2以降に活かすための、進行役としての反省です。

うまくいったこと

次に直すこと

出典:2026年8月29日の録画(6時間49分)の全文自動文字起こし/当日の手書きメモ/ホワイトボードの写真。
注意:発言の引用は自動文字起こしからのもので、細かい言い回しが実際と異なる場合があります。戦略的フォーカスと役割分担は、ホワイトボードの写真と本人確認で確定させています。
すごい会議の公式ワークブック・ガイドブックの本文は転記していません。